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Nov 29, 2023

米国の科学者が2度目の核融合点火突破を繰り返す

[8月6日 ロイター] - 米国の科学者らは、核融合反応で12月以来2度目となる純エネルギーの増加を達成したと、ローレンス・リバモア国立研究所が日曜日に発表した。

ローレンス・リバモアの広報担当者によると、カリフォルニアに本拠を置く研究所の科学者らは、7月30日に国立点火施設(NIF)で行った実験で核融合点火のブレークスルーを繰り返し、12月よりも高いエネルギー収量を生成したと述べた。

最終結果はまだ分析中であると広報担当者は付け加えた。

ローレンス・リバモア氏は、2022年12月5日にレーザーを使用した核融合実験で正味のエネルギー増加を達成した。科学者らはレーザーを燃料のターゲットに集中させ、2つの軽い原子をより密度の高い原子に融合させ、エネルギーを放出した。

米国カリフォルニア州リバモアにあるローレンス・リバモア国立研究所の連邦研究施設での日付不明の写真で、国立点火施設の前置増幅器モジュールはターゲット・チャンバーに移動する際にレーザー・エネルギーを増加させる。Damien Jemison/Lawrence Livermore National Laboratory/Handout via REUTERS/File Photo

エネルギー省によると、この実験では、レーザーがターゲットに2.05メガジュールを照射した後、3.15メガジュールのエネルギー出力が生成され、いわゆる核融合点火が短時間で達成されたという。

言い換えれば、それを駆動するために使用されたレーザーエネルギーよりも多くのエネルギーが核融合によって生成された、と同省は述べた。

エネルギー省は、これを「国防の進歩とクリーンパワーの未来への道を切り開く、数十年に渡る科学上の大きな進歩」と呼んだ。

科学者たちは核融合が太陽に動力を供給することを約1世紀前から知っており、数十年にわたって地球上での核融合の発展を追求してきました。 今後数十年で企業がこの技術を商業レベルにまでスケールアップできれば、このような画期的な進歩は、いつか気候変動の抑制に役立つ可能性がある。

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